旅先での出来事や思いを書きとめたいと思い、ニュースにブログを加えることにしました。

この記事を書いている今は、青森から鹿児島へと帰る伊丹空港での乗り継ぎの待ち時間です。

 

今回は夏休みということもあり、少し夏休み気分でお仕事以外でも楽しみがありました。それが青森のねぶた。東北の三大祭として有名なので聞いてはいましたが、見るのは初めて。日程を見ると1週間もあります。

私が行ったのは本祭の前のタイミング。

それでも、青森駅に着くと人の波。目の前を丈の短い衣装の女の子たちが楽しげに鈴の音をさせながら歩いています。

通りへ着くと、交差点も道路ぎわも観覧席になっていて人であふれかえっていました。私は狭くなった歩道を歩きながら、ようやく隙間を見つけて居場所を確保。一段上がった20センチほどの足場が私の特等席になりました。

そこへ太鼓や笛のお囃子とともにねぶたの登場です。

間近で見るねぶたは想像をはるかに超えて精巧で色彩豊かで、そして何より圧巻の迫力!20人を軽く超える人たちが台座の下にいて、掛け声に合わせてながら器用に押しています。蛇行や回転、上下左右の角度調整をしながら、観客が様々な角度から見れるようにするので、見ている側は3Dで展開される巨大な光の芸術にただ「わあ」とも「おお」ともつかない声を出さずにはいられません。

そして驚いたのは、ねぶたの後ろを行く跳ね人の多さ。見るのもいいけど跳ねるのが楽しいのだと後で聞いて納得しました。

息の合った太鼓や笛の音に合わせて「らっせ〜ら、らっせ〜ら、らっせ〜らっせ〜らっせ〜ら」の掛け声が響いて、元気の良い高校生のグループが跳ねているのを見ると一緒に私の心まで踊りました。

私がインスタグラムにその様子をアップすると、青森出身の方々から、”祭りの時のワクワクした気持ちを思い出しました”などとメッセージいただきました。青森が地元の人にとってねぶたは故郷を離れても体に残る熱い思い出なのだろうなと思い、とてもうらやましくなりました。

*ねぶたの情報はこちらから

真っ白な雪に閉ざされた冬のエネルギーが、短い夏に一気に爆発したようなねぶた。準備は1年前には始まるのだそう。真っ白な雪に囲まれた倉庫の中ではねぶた作りをしているのだと思うと、私の中にあった穏やかな緑と静かな純白のイメージだった青森の色彩に、情熱の赤が加わりました。

 

”一生に一度は”と思って見に行ったけれど、本祭はさらにすごいと聞いた今では、次はいつ行こうかなと考え始めています。

画面の中に収まりがちな今の世の中の体験とは正反対の、その場に行くからこそ感じられる人の生きる熱量。そんなものに出会いたくて、旅をしているような気がします。